文字サイズ
TOPICS&NEWS
万博体育平台_天下足球网¥皇冠app官网

新着情報

【理学療法学専攻】卒業生の活躍 from Ecuador vol.16

理学療法学専攻
元本専攻教員の桂理江子先生が,現在はエクアドルで活躍されています。
桂先生より第16弾メッセージを頂戴しましたので掲載いたします。

?Hola,todos! ?Como están?
みなさん、こんにちは!元気ですか?まだまだ暑い日が続いているかと思いますが、体調はいかがでしょうか。

わたしは先日マチュピチュ遺跡を訪れるためにペルーに行ってきました。
マチュピチュ観光の拠点となるのがクスコという街なのですが、クスコはケチュア語で「へそ」を意味する、古代インカ帝国の首都があった場所です。
世界遺産にも登録されている、石畳の続く街並みは整然として美しく、武家屋敷街にも似た感じがします。
その一方で、石畳の道は凸凹しており、場所によっては石が滑ります。細い道路もあり歩道がないか、あってもとても狭い箇所もあります。
そして標高は3400m(富士山の8合目あたり)。小走りするだけで息が切れます。
そんな中、大きな荷物を背負った方、杖をついて歩く方、松葉杖で階段を下りている方も目にしました。
いわゆるバリアフリーの環境ではないところですが、自分たちの文化や住み慣れた土地に愛着をもって、生活を営んでいる人々がいる。
我々理学療法士は生活環境の調整を行うことも求められる仕事のひとつですが、それまでの生活を考慮せず、効率、便利、安全だけを推し進めるのは「生活の質の向上」にはつながらないのではないかと考えさせられました(もちろん便利、安全は大事ですが)。
ある尺度だけでは良い悪いが言えない、様々な環境下で人々が長きに渡って逞しく生活している姿を見たいというのが、わたしが外国で生活したいと思ったひとつの理由でもあるため、今回の旅は大変有意義なものになりました。
 

  

さて、わたしのエクアドル生活も7月で1年3か月となり、早いもので折り返し地点を過ぎました。
先日中間報告会がJICAのエクアドル事務所で行われたのでそれをお話したいと思います。
中間報告会の趣旨は、1年間の活動実践報告とそれを踏まえたうえでの今後1年の目標を、配属先同僚やJICA側と共有することにあります。
発表はスペイン語で、同僚と一緒に行うという規定があり、延べ70箇所以上の実習施設訪問を行い、施設情報をデータ化したこと、授業後に小テストを実施したこと、そして東北文化の学生とのオンライン交流会についても報告しました。
実習施設環境のデータ化は、臨床実習の概要を理解するうえで自分にとって必要なことでしたが、配属先にとっても何となく理解していたことを可視化できたと評価してもらえたことは大変嬉しく思います。
  

オンライン交流会は2回行いました。時差や互いの学業スケジュールの都合で頻回に行うことは難しいですが、学生同士の交流だけでなく、研究活動についても見解を深められる場になれたらと希望は膨らみます。
今後は臨床実習に係る仕事を継続する一方、実習系科目へ参加し学生と関わる機会を増やしたいと思っています。
また、同僚と共同研究ができないかと模索中です。相変わらず言葉の壁は立ちはだかっているのですが、同僚たちと長い時間を過ごすことによって、状況理解ができ誰がなんの仕事をしているのかが分かるようになりました。
その中で自分のできることをしたり、手伝える仕事があったり、時に冗談を言い合ったり、学生とも世間話をしたりと、大学内でみんなと一緒に普通に過ごす、ということが日常でそれが心地良いというそのことにとても感謝しています。
夏休み後、また笑顔で会えることが楽しみです。

?Nos vemos próxima vez! また次回会いましょう!
  • すべて
  • 現代社会学科
  • 経営法学科
  • 知能情報システム学科
  • 建築環境学科
  • 臨床工学科
  • 理学療法学専攻
  • 作業療法学専攻
  • 言語聴覚学専攻
  • 視覚機能学専攻
  • 看護学科
  • 保健福祉学科
  • 大学院
  • 共通